AIの活用に関する基本原則

欧州委によるAIの倫理指針案
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39121030Z11C18A2000000/

日本政府によるAIの活用に関する基本原則https://www.sankei.com/politics/news/181213/plt1812130034-n1.html

現行法との兼ね合いで大事にすべき事柄が洗い出されたという観点で特色が出て興味深い。欧州委は倫理とAI、日本政府は基本的人権や教育といった倫理だけではない人間とAI、といった人と人とのルールに近いものを作ろうとしている様に見える。

輸出管理改革法(ECRA)
米国による先進技術の流出経路を閉ざすためのもの

オープン&クローズ戦略においてそれぞれ何に適用するかが肝心。

『世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」勝ち続ける意志力』の備忘

梅原大吾さんの書籍の備忘

ストリートファイターの王者であり日本人初のプロ・ゲーマーである事は周知の事実であり世間的な認知もそこそこあると思う。

そんな梅原さんの過去、現在、未来におけるゲームを通じた
目の前の仕事や成すべき事に対する姿勢の変遷が書かれた書籍になっている。

ずばり得るものはあまりないが、現在の梅原大吾という人物がどのように物事を捉え、どのように向き合うべきかと考えているかについてはこれ以上なく説明しきられたものだと思う。

自伝の類はアウトプットや成果についてどのようなプロセスを経て出来たものかを振り返りつつ、美談にしつつ記載されるものが多いように思うが、この本は内面、精神面についての記載が多いのが特徴である。

同世代として気になる存在の一人であったことから興味で読んでみたが、なるほど、尖った結果を産み出す人は生き様や道のりも尖ってるなという当たり前の事を改めて認識するような感想であった。

 

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『結局、人生はアウトプットで決まる』の備忘

『結局、人生はアウトプットで決まる』の備忘

中島聡さんの実践してこられたアウトプット手段となぜ続けられるのか、続けているのかを解説している書籍

TEDやYoutubeチャンネル、ブログのリンクを張っておく

 

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satoshi.blogs.com

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人生のKGI達成は「PV」「CVR」をKPIにすべきだった話

ちょっと意味わからないタイトルにしてしまったが
「人生は、運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まっている」を読んで
WEBサービスの育て方とKPI一緒じゃん、になったので、書評込みでご紹介。

 

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この本、まずは著者からのはじめに、で執筆にあたり著者自身がどういう成果を出してきた人間かについて触れられている。
企業を複数回上場させ、資産家になった、でも自分はその業種において特別な能力があったから成功したわけではない、ただ起きた事は事実だと前振りしている。


そしてここから複線が始まっているのだ。。。


そういった略歴を伝えてから本題に入ると、勝手にあなた自身が、そういった一般的に成功者と言われるような人が書いた本なのだからこの本の内容は正しい事だ、一理ある、などと作者にとって都合のよい解釈をしていませんか?と。


ここで発生しているのは「ハロー効果」、社会心理学の現象で、ある対象を評価をする時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のことである。


筆者はこのハロー効果をうまく利用すべきだ、と書いており
人々が自分に対して持っている、自分に都合のよい思考の錯覚を「錯覚資産」と呼んでいる。


この「錯覚資産」を無視した生き方はハードモードの糞ゲーに相当するらしい。
なぜならば人生は「運」+「錯覚資産」+「実力」で、実力だけあってもそれを認める人、チャンスを与える人に伝わっていなければただの頑張り損である。


そして「錯覚資産」は育てることができる。
ソーシャルでの「いいね」はまさにこれで、人がいいね、してるのだから良いんだとなる、自分が崇拝している人がいいねしていたら、そのハロー効果たるものは絶大だろう。もっというとエンゲージメントが元々高い人たちの投稿接触数が多いのだから届ける、知ってもらう事の基本的な効果も高い、そしていいねは更なるいいねの呼び水になる。


そしてタイトルに繋がるのだけども、PVがここでは「錯覚資産」に該当し、言い方を変えると人に思い出してもらえる事を行っているかという事、なので前述のソーシャルやブログ活動なんかも覚えてもらう、思い出してもらうという錯覚資産の醸成に一役買っているということだ。


そして、CVRは「実力」を指す。
この実力の向上のみを頑張る生き方は前述のハードモードになりがちで
PVがなければCVRは高くともCV数は少ないということだ。
逆にPVがべらぼうに大きければCVRが多少低くともCV数は取れることになる。


と言うことは効率の観点からいうとPVの重み付けを高くした方がチャンスはより多く、成功数も多くなると言うこと。
結果、その成功がハロー効果も引き出し、良いスパイラルに入るとイージーモードの神ゲーのできあがりという訳だ。


さて、今日もブログを書いてPVを貯めよう。おしまい。

今更ながらWBSの重要性を説く

ご存知WBS(Work Breakdown Structure)
以前はプロジェクトキックオフまでに作成する事を義務付けられ、進行中も重宝された伝統的プロジェクト管理ファイルの一つだ。

現在Webでサービスを展開する事業会社でプロダクトマネジメントをしていると
この古典ファイルWBSを作成しているプロマネが少ない事に気づく。

代替手段としてのReadmineやBacklog、Jiraなどタスク管理ツールで補わられているように見えるが、個別のタスク管理とプロジェクト管理とは大きく異なる。

多いのが、保守など工数サイズの小さい案件(ここでは1,2タスクに近いようなサイズの意味)をそれなりに回して、いざ大きな案件(ここではタスクも去ることながらチーム横断や部署横断などのタスクが目的レベルでのみ連携しているという状態の意味)
を担当してみた時に、従来のタスク管理ツールで管理しようとする。

最初は各担当者と個別に対応内容、スケジュールなどを調整し、あたかも出だしはスムーズのように見える。

進行中も問題無さそうに思えていたら、とある担当者の遅れが複数の担当者へと影響が波及し、その場になってあわてて招集するとクリティカルパスだった。
なんてことも大いにある。

何が言いたいかというと、やってる人からするとそんなこと、というような事が
根本的に理解できていない、知らない、という教育の穴があるという事だ。

ここ5年で本当にシステム開発というものの敷居は優れたツールにより低くなった。
なんちゃってエンジニア、なんちゃってマネージャーでも小さいプロダクトであれば
モノもできてしまうし、運営もできてしまう。

そこに成功体験を積んだ次のチャレンジでプロジェクトを放り投げてしまうと前述している事が往々にして起こる。

タイトルはWBSという部分的な管理手段のみ取り上げたが、無くしてはいけない手段があるという事をしっかりと後に続く人たちに伝えていきたいと思う。

結果、不要でした。もっと良い管理手法が今はありますよ。
という事であれば、それで良いと思う。

今更ながらのWBSの重要性を説いた。

優先順位の明確化やっていますか?

あなたがプロジェクトマネージャーに指名されたとして、どの程度人材(リソース)確保に対して権限を有しているだろうか、もしくは関われているだろうか。

 

プロジェクトは常に並列で複数動いており、人数はあてがわれたとしても
他プロジェクトとの兼務につぐ兼務で、アサインメンバーの覇気が無い、鼻息が荒くなっているのは自分だけという事は私の経験だけのものではないはずだ。

 

このままスタートすると、自分の担当しているプロジェクトが動いていなかったり
頑張り過ぎる人が疲弊し、離脱してしまうといった懸念が拭えない。

『優先順位の明確化やっていますか?』

 
と題したのは、そんな経験のある、もしくはこれから同じ事態に陥りそうな際の
プロジェクトマネージャー目線でのリスクヘッジポイントを自戒の念を込めて残しておこうと思う。

 

1.人材配分に対する決定権を持つ人たちとの合意

 ⇒自分の思い通りに配分できれば良いが、並列稼動による固定費の逓減化を量りたい事もあり、人材の追加可能性は低い。

 であるならば、相対的な優先順位を上げるというのがリスクヘッジの一つだ。
 当然上位であればあるほど融通も利き易いし、上位であるが故の人材追加交渉はまだ可能性も出てくる。

 その為にも、決定権を持つ人たちとの揺ぎ無い優先順位の合意は意味を成してくる。
 ただし、この時にケースとしてあるのが、優先順位が低くなってしまったプロジェクトに関わる人達との軋轢だ。

 面白く無い人もいるなかで、QCDの期待値コントロールを一緒に考える事は大事だと思う。そうして プロダクト観点での整理整頓ができれば心置きなく個別プロジェクトにもコミットできるというものだ。

 

2.合意した内容のプロジェクトメンバー全員との認識あわせ

 ⇒優先順位が決まれば、速やかにプロジェクトメンバー及び、先ほど述べたプロダクト観点であればプロダクトに関わる全員に方針として速やかに共有すべきだ。

得てして「聞いていない」も軋轢を生む。

そして軋轢は問題が顕在化してからマネージャーの耳に入る。
精神的安全性の担保はむしろマネージャーに必要だと思うが、このような種を蒔かない為にも、変化に順応しやすい環境と情報提供は重要だと思う。

 

1.2.共に至極当然の事だ。でも実際できていないのである。
変数が多い時代で、スピードも速い、何が正解かわからない中で模索する。
ただし、人間同士が仕事をする中で、核となる普遍的なやりかたは存在する。
当然おかれている状況、組織によっても進め方や課題感としての重みは全く異なると思うが、誰かのもやもやが一人でも解決できるなら本望である。

はてなブログはじめました。

ブログを執筆するのはどのくらい振りだろうか。
とあるきっかけで、自宅の常設デスクトップPCからはてなブログを書いている。

 

FTPアップローダーを使わず、タグを打ち込む事も無いツールやサービスは当時もあったけどもこれほど簡単に始められてしまう事のインターネットの進化にただ驚くと共に、ご丁寧にチュートリアルまであって、お膳立てがすぎる。

 

と、前振りはその程度にしておくとして、いざ何を書こうかと思うとポエムか読書感想が関の山だ。

 

結局そうなる事は目に見えてはいるものの、自分が社会人になってそれなりに経験し、これからも学びを続けたいと思うプロダクトマネジメントをテーマに掲げ、頭の中のその時の考えを雑多に残していこうと思う。

 

どこかで体系的にまとめたものが書籍化なんてことになれば印税で食べていけるかも!という!裏目標も見据えて続けていきたい。

 

まずはテーマと所信表明として栄えある第1回目の記事終了。